「第70回京都府発明考案功労者表彰」において「優秀賞」および「入賞」を受賞 ~計量装置の自動調整技術と製袋包装機の作業支援技術が高く評価~
2026/04/15
株式会社イシダはこのたび、京都府が主催する「京都府発明考案功労者表彰」において、当社の計量装置(ウェイトチェッカー)に関する発明が「優秀賞」を、製袋包装機(縦ピロー包装機)に関する発明が「入賞」を受賞しましたことをお知らせいたします。
京都府発明考案功労者表彰は、優れた発明・考案を通じて、京都府の産業振興に貢献した功績を称えるものです。4月14日(火)、京都府民ホール・アルティにて表彰式が行われました。

【優秀賞】
受賞対象:計量装置のフィルタ自動設定技術(特許第7152037号)
■ 発明の概要
食品や医薬品の製造ラインで重量検査を行うウェイトチェッカー「DACS-AS/AXシリーズ」に搭載された、ノイズ除去フィルタを自動最適化する技術です。従来、床振動など計量の精度に影響するノイズを排除するためのフィルタ調整は、熟練者が時間をかけて行っていました。本技術は、物品を流さない「空運転」時の振動を自己診断し、数秒で最適な設定を自動選択します。
■ 開発の背景とメリット
製造現場の人手不足や熟練者不足が深刻化する中、「誰でも・素早く・正確に」セットアップできることが求められています。本技術の導入により、以下の成果を実現しました。
・調整時間の大幅短縮: 従来は数分から1時間を要していた調整時間を約99%短縮し、わずか数秒で完了。
・フードロスの削減: 高精度な計量を維持することで、製品の誤廃棄によるフードロスを削減。
・生産性の向上: セットアップ時間の短縮により、ラインのダウンタイムを最小限に。
・スキルフリーの実現: 熟練者の経験に頼らず、誰でも迅速に最適な状態で装置を稼働させることが可能に。

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【入賞】
受賞対象:製袋包装機のフィルム継ぎ作業支援技術(特許第6534838号)
■ 発明の概要
スナック菓子などの袋詰めを行う縦型ピロー製袋包装機「INSPIRA」において、包装フィルムのロールを交換する際の「継ぎ作業」を補助する技術です。作業テーブルにLEDバックライトを配置し、透過光を利用することで、フィルムを裏向きに置いた状態でも印刷面の「レジマーク(位置合わせの目印)」を一目で視認できるようにしました。
■ 開発の背景とメリット
従来、フィルムの裏面を上にして作業する構造上、表面にあるレジマークを直接見ることができず、作業者の記憶と勘に頼った繊細な位置合わせが必要でした。本技術により「フィルムを少しめくりながら記憶し慎重に作業する」という緊張のかかる作業を「見ながら合わせる」簡単な作業へと変革し、以下の成果を実現しています。
作業効率の向上: フィルム交換時間を50%短縮。
廃棄ロスの削減: 位置ズレによる不良品の発生を防ぎ、1ラインあたり年間約47,000袋分の製品ロスを低減。廃棄に伴うCO2排出量の削減にも寄与。
負担軽減:緊張感の高い作業から解放し、経験の浅い作業者でも確実な調整が可能に。


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当社は今後も、「三方良し」の理念のもと、現場の課題に寄り添った独創的な技術開発を通じて、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
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