第53回機械工業デザイン賞IDEAにて「日本ロボット工業会賞」を受賞

2023/07/20

株式会社イシダのマッチング計量機「GCW-V」が、第53回機械工業デザイン賞 IDEAにて「日本ロボット工業会賞」(主催:株式会社 日刊工業新聞社)を受賞しました。 

マッチング計量機「GCW-V」 

GCW-Vは、複数のロボットハンドで食品を把持して計量し、それらを組み合わせて定量に分ける食品計量装置です。付着性の高い食品は、分散性が悪く搬送しづらいため、自動計量が困難でした。例えばパスタでは、人が茹でたての熱い麺を手でつかみ、感覚で計量しています。GCW-Vは、独自のロボットハンド技術と、一度に複数パターンの組み合わせを算出するマッチング計量技術によって、人手に頼っていた食品の自動計量化を実現しました。ロボットハンドは工具レスで簡単に着脱ができ、食品に合わせた形状変更も容易で、多品種少量生産にも最適です。食品と接触する部品点数を抑えたシンプルな構造で、品種を切り替える際の段取り替え時間の短縮や、清掃の負荷を軽減します。また、ロボットハンドの自動洗浄機能によって清掃の手間や時間の短縮を図ります。GCW-Vは、これら技術によって、食品工場へ持続可能な製造プロセスを提供します。

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「機械工業デザイン賞IDEA」とは 
日本の工業製品のデザインの振興・発展を目的に1970年、日刊工業新聞創刊55周年を記念して創設されました。製品の機能や外観だけでなく品質や社会性・安全性など、あらゆる角度から総合的な審査が行われるデザイン賞です。
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