トップマネジメントメッセージ
当社はおかげさまで、2025年5月をもちまして創業132周年を迎えることができました。これもお客様、代理店様、取引先様をはじめ当社の事業活動に関係する多くの方々のご協力、ご厚情によるものと感謝し、厚く御礼申し上げます。
世界的な経済情勢が不安定化する中、各地で地域紛争が続き、原材料の高騰やエネルギー問題が長期化しており、悪化し続ける気候変動問題とともに世界共通の課題として取り組みが迫られています。当社では「VISION2030」を掲げ、フードロス、人手不足、環境保全といった食を取り巻くグローバル課題を革新的に解決すべく取り組んで参ります。お客様の人手不足と就労環境改善のニーズに応えるため、AI技術を活用した自動化により省人化から無人化への進化を推進いたします。生産機器のデータ活用(DX)により、機器の性能最適化と予防保全を実現し、工場全体のDX化を通じて食に関わるサプライチェーン全体の最適化と生産性向上に寄与して参ります。当社工場における、設備運用の改善と効率的なエネルギー管理システムの検討を進め、さらなる省エネルギー化により、CO2排出量削減を図って参ります。
また、次世代への環境教育として、子どもたちに京都の森に親しみ、その大切さを体感していただく取り組みを実施しています。イシダの森をベースとした森林保護や自然学習活動を通じて、子どもたちにワクワクする学びの場を提供し、地球環境の未来を応援して参ります。
2025年度も引き続きチーム一丸となって、経済環境の変化に柔軟に対応しながら、成長を続けることを目指します。今後も地球環境に配慮した製品をご提供するため、一層の努力を重ねて参りますので、引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
品質/環境担当役員
大下 実
