針口天秤(江戸時代)
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江戸時代に両替商が金銀をはかるのに用いた秤。わくはケヤキ材で折りたためば箱になる珍しい形のもの。 |
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干木秤(江戸時代)
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江戸守随家の桿秤、カシ材で長さ160センチ、支点が鉄製の珍しいもの。25貫目93.75gではかれる。 |
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吊り秤(氷掛)
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ばねの伸びが荷重に比例する原理を応用してできたのがばね秤。これは氷専用のもの。 |
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吊り秤
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戦時中(1942年頃)に製造されたべークライト便用のもの。その名も報国号。 |
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デニール秤(検位衡)
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デニール、つまり生糸の品位(織度)を計る秤。大手紡績会社が明治時代にドイツから輸入したもので、右の鉤に手巷(検尺器)で巻き取った一定の長さの糸をかけ重さを計る。マユー粒の重さも計れる。 |
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皿付ばね秤
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昭和32年頃、四国(香川県)の選果場で「二十世紀なし」の選別に使用していた。 |
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銀 秤(江戸守随家)
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少量の金銀をはかるときや薬屋が用いた。桿の長さは1尺(約30cm)。桃山時代(1590頃)のもので、武田信玄の孫信義の銘がある。 |
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ばね秤(軍用)
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戦時中、爆弾の火薬をはかるために用いられた真ちゅう製のばね秤。秤量は50キログラム。 |
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上皿天秤
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薬用に用いられたもの。上皿はベッ甲でできていて、台には唐草模様の蒔絵がほどこされている。明治・大正の浪漫が漂う逸品。 |
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羅馬型改良無錘桿秤
(明治〜大正時代)
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麻を計るのに用いられた。 |