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イシダ博物館【社会】

はかりに見るイシダの歴史

はかり・・・アナログ時代

 イシダの創業は明治二十六年(1893)。わが国に初めて度量衡法が施行された年です。「はかりの職人や飾り職の人が多すぎるので、一ケ所に集めて製造させたほうがいいのではないだろうか…」創業者である石田音吉が京都府議会議員のとき、このような相談をもちかけられ「ほんなら、ひとつやりまひょか。」と製造工場を提供することになったのがそもそもの起こりです。創業当時盛んに作られたのは木製桿ばかり(棒ばかり)でした。創業六年目になると、その生産高は二万六三一二個(府下一位)という記録を誇るまでになり、明治末期に至るまで主力商品として製造され全国に販売されました。その後、台ばかり・上皿桿ぱかりなどを製作していくわけですが、その実力は当時全国主要都市で頻繁に開催された博覧会での数々の受賞が物語っています。

 
昭和八年(1933)、温度誤差補正装置を開発。イシダ初の高級商業秤「石田式不変敏感自動秤」が完成しました。そして、昭和二十三年、株式会社を開設。翌年、イシダはそれまでのバネばかりの問題点とされていた温度環境による誤差に対し、独自の制温機構を開発。見事にこの問題を解決しました。そして昭和三十四年の尺貫法廃止・メートル法実施をきっかけにイシダは世界に通用する一流のハカリのトップメーカーヘと成長していきます。当時はセルフサービス・チェーンストアの草創期でもあったため、イシダは素早くこれに着目、スーパーマーケットで便用される対面販売用のハカリを片面表示式から両面表示式に変えました。イシダはこのような主力機種の切り替えと同時に、直売ルートセールスを開始。直接顧客の二−ズを吸収し、製品の改良、新製品の開発にカを入れました。その後、スーパーマーケットは急成長。この二−ズにぴったり合った戦略が今日のイシダをつくりました。


石田式不変敏感自動秤(昭和8年)

 
 
 
 
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