|
||||||||||||
イシダ博物館【算数】
|
ふぞろいのピーマンたち
例えば、同じ年の同じ日に生まれた人間だって、身長や体重はみんなちがいます。それはピーマンだって同じこと。今日も「イシダ農園」で育ったピーマンたちがたくさん収穫されてきました。大、中、小、やせっぽち、ぽっちゃりタイプ、筋肉質の(?)がっちりタイプ、緑したたるものから真っ赤で元気そうなものまで、それはそれはバラエティーにとんだ顔ぶれです。みんな興奮気昧でわいわいおしゃべりをしています。その騒がしいことといったら…
「へえ一」 「でもみんなこんなに大きさがちがうのにみんな同じ重さになんてできるのかしら?」 「ほんとうね」 「う一ん」 ピーマンたらは不思議に思いました。 そこへやってきたのがスケールおじさんです。このおじさんはピーマンの仕分けの大ベテラン。ピーマンたちは目分たちの疑間を口々におじさんに尋ねました。おじさんは笑いながら答えてくれました。 「うん、君たちの袋づめにはそりゃあ長いこと苦労してきたよ。何しろみんな個性的だろう?僕が今まで出会ったピーマンの中には、1個の重さが16gのものから、なんと80gのものまであったんだよ」 【戻 る】 |
個人情報保護方針 |